1.機種変更で失敗しないためにやっておきたいこと
ここでは、法人携帯の機種変更で失敗しないためにチェックしておきたいポイントを4つご紹介します。
(1)手続きに必要な書類を準備
法人携帯の機種変更の際には、手続きに必要な書類などを用意しましょう。ここではソフトバンクのケースを参考に、機種変更の手続きで必要とされるものを以下のとおりご紹介します。
- 手続きのため来店者の本人確認書類の原本
- 国際免許証は不可
- 顔写真、現住所が記載されている
- 各公安委員会発行で有効期限内のもの
- 確認書類の現住所と異なる場合:住民票や現住所記載の公共料金領収書などが必要(発行日から3ヵ月以内のもの)
- 日本国政府発行のパスポートで有効期限内のもの
- 顔写真、氏名、生年月日、現住所が記載されている
- 確認書類の現住所と異なる場合または住所記載欄なしの場合:住民票や現住所記載の公共料金領収書などが必要(発行日から3ヵ月以内のもの)
- マイナンバーの通知カードは不可(補助書類としても受付不可)
- 顔写真、氏名、生年月日、現住所が記載で有効期限内のもの
- 確認書類の現住所と異なる場合:住民票や現住所記載の公共料金領収書などが必要(発行日から3ヵ月以内のもの)
- 氏名、生年月日、住所が記載のもの
- 有効期限の記載があるものについては有効期限内であるもの
- 国民健康保険証の場合:保険証発行元の市区町村と申込住所の市区町村が同一であること
※発行日から3ヵ月以内の下記の補助書類 - 住民票記載事項証明書(原本)
- 公共料金領収書(電気・ガス・水道・NHK受信料)または官公庁発行の印刷物
- ソフトバンク発行の請求書や領収書
- 手続きをする来店者の在籍確認書類(社員証や名刺など)※1
- 法人印※2
- 現在、法人携帯として利用中の「携帯電話機+USIMカード」
本人確認書類 | 留意点 |
---|---|
運転免許証 |
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日本国パスポート |
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マイナンバーカード |
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健康保険証+補助書類 |
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なお機種変更の際には手数料として3,000円(税抜)(税込3,300円)がかかり、携帯電話料金に合算して請求されます。機種変更に伴い別タイプのUSIMカードを利用する場合には、指定日時に自動的に回線の切り替えが行われるので注意が必要です。
※1 来店者が代表者さまの場合、導入企業さまの書類で代表者さまの在籍が明確であれば、別途、社員証や名刺等の在籍確認書類は必要ございません。
※2 分割支払でご購入の場合、法人印の押印(角印または丸印)が必要です。
(2)利用シーンにあった機種・プランを選ぶ
最新のガラケーの中には、スマホのOSを搭載しWEB検索ができるものも登場しています。機種変更の機会を活かして、自社の利用用途やビジネスシーンに合った機種・プランを選ぶようにしましょう。業務の効率化も大切ですが、費用対効果も検討する必要があります。
そこで、事前に自社の法人携帯へのニーズを明らかにしておくことが大切です。例えば多くの企業は、次のような料金プランのニーズを抱えています。
- 通話料が無料になる「かけ放題」にしたい
- 法人携帯で大容量のデータ通信を行いたい
- 毎月お手軽料金で通話メインで法人携帯を使いたい
- 通話・データ利用とコストバランスのよいものを選びたい
- 余ったデータ分については割引にしてもらいたい
- データ通信は少ない見込みなので従量制を選びたい
ワードやエクセルなどオフィスアプリで場所を問わずに業務を行いたい、社内のメール・タスク管理やスケジュールを共有できるグループウェアを導入したいといった要望があれば、問い合わせの際に伝えておすすめの機種を提案してもらうと良いでしょう。
(3)携帯のセキュリティ面は万全か
スマホをはじめ機能性の高いデバイスが普及したことから、マルウェアの攻撃を受けるなど情報漏えいのリスクが増えています。個人情報や機密情報の宝庫であるスマホを法人携帯として導入する際には、マルウェア対策はもちろん、一元管理でスマホ自体の紛失・盗難による情報漏えいを防ぐ対策も必要です。
自社や取引先の情報漏えいを防ぐためにも、セキュリティ機能の高い法人スマホを選ぶようにしましょう。
(4)データの移行は可能か確認する
スムーズなデータ移行が可能か、事前に確認することが大切です。法人スマホを利用している場合には、メール、カレンダー、リマインダーや連絡先など様々なデータがスマホ内に保存されているため、機種変更したら現在利用中の端末から新端末へデータを移行する必要があります。
iPhoneからiPhoneであれば、直接転送、iTuneやiCloudでデータ移行が可能です。ガラケーやAndroidスマートフォン、ガラケーからガラケーなど多様な組み合わせがあり、BlueTooth、PC、SDカード、赤外線通信などを利用します。ソフトバンクでは「かんたんデータコピー」を提供しているので、利用可能かどうかチェックすると良いでしょう。