AI倫理ポリシー


テレニシ株式会社は、ソフトバンク株式会社のグループ企業の一員として同社が制定するソフトバンクAI倫理ポリシー(https://www.softbank.jp/corp/aboutus/governance/ai-ethics/)を当社AI 倫理ポリシーとして適用いたします。
※ソフトバンクAI 倫理ポリシー記載のソフトバンク人権ポリシー、ソフトバンクのプライバシーポリシー、情報セキュリティポリシーについては、当社のテレニシ人権ポリシー、個人情報保護方針及び情報セキュリティ基本方針に則り運用いたします。

本ポリシー適用は、取締役会にて承認されました。
適用日:2024年4月1日

ソフトバンクAI倫理ポリシー

ソフトバンク株式会社は、情報革命で人々を幸せにという経営理念の下、一貫して情報革命を通じた人類と社会への貢献を推進してきました。テクノロジーは人々の幸せのためにこそ活用されるべきものであり、決して人々を悲しませたり、苦しめたりするものであってはなりません。
AIは、これまで人類が生み出したテクノロジーの中でも、最も広くあらゆる業種に創造的破壊をもたらし、これまで以上に人類の幸福の実現に寄与する可能性があると私たちは信じています。しかし、万一AIが誤って用いられれば、人々に負の影響をもたらし得ることも認識しています。AIの可能性を信じ、AIの発展を牽引する企業グループとして、私たちは、AIが人々の幸せのために正しく活用される世界を目指していきます。
尚、本ポリシーは既に制定されている以下のポリシー類に矛盾することなくAI倫理について補完する形で定めます。

ソフトバンク人権ポリシー
ソフトバンクのプライバシーポリシー
情報セキュリティポリシー

1. 人間中心の原則
私たちは、人々を幸せにするためにAIは存在し、あくまで社会課題の解決のため利用する人間の意思決定の補助として利活用されるべきだと考えます。AIを利用する一人ひとりが、AIをどのように利用したいかを判断し決定できるよう、私たちは、人間中心の考えを依るべき原則とし、その利用を通じてより一層人々を幸せにするAIを目指します。

2. 公平性の尊重
私たち人間が公平な価値観を持たなければ公正なAIは実現しません。私たちは人種、国籍、年齢、宗教、性別等に関わらず、全ての人を尊重し、AIにおいても同様の思想の下、開発・設計・提供・利用するよう務め、一般的に流通するデータには現れにくい、女性、人種マイノリティ、性的マイノリティなどの社会的マイノリティの存在にも留意し、テクノロジーを通じて包摂的社会の実現を目指します。

3. 透明性と説明責任の追求
AIと共生し、共に発展するためには、人々がAIに基づく判断結果を理解し、必要に応じてその判断根拠を検証できる環境を整備することが重要です。私たちは、AIの判断結果をどのように利用しているかについて透明性をもって説明できるよう努力するとともに、そのAIの信頼性についての検証可能性や、判断根拠に関する高い説明可能性を持ったAIの開発や利用を目指します。

4. 安全性の確保
人々の幸せに寄与するAIは、高い安全性があってこそ実現できると考えます。私たちは、個人の生命・自由・尊厳・財産等を脅かすことのないAIの設計・開発に努めるとともに、全ての人が安全にAIを利用できる世界を目指します。

5. プライバシー保護とセキュリティの確保
AIの設計・開発・利用においてデータは必要不可欠です。AIを教育するための大量で正確なデータがなければ、AIの発展も、これを通じた社会への貢献も実現できません。だからこそ私たちは、人々が安心してAIを利用できるよう、社内規程、関連法令、社会倫理等に従い、パーソナルデータを含む様々なデータを適切に管理・運用し、不正アクセス等の防止に努め、プライバシーの保護に取り組みます。

6. AI人材・リテラシーの育成
私たちは、これまでも最先端のテクノロジーの発展に注力してきました。テクノロジーは飛躍的に発展を遂げていますが、それを活用する人間もまた、常に進化し、テクノロジーを責任もって取り扱うことのできる存在である必要があります。私たちは、AIの恩恵を誰もが最大限享受できる社会を実現するため、AIを開発する側、利用する側双方について、スキル・リテラシーを高めるための教育・育成に積極的に取り組みます。

本ポリシーの見直しについて
私たちは、AIに関する各国・各地域の指針、人々の生活スタイルや環境の変化、業界における事例の蓄積、テクノロジーそのものの発展、また様々なステークホルダーとの対話を踏まえ、必要に応じて本ポリシーを見直し柔軟に対応します。

制定日 2022年7月12日