1.3Gサービスはいつ終了する?
3G回線を使用したサービスは、大手キャリア3社全てが終了予定であることをアナウンスしています。
また、各端末のメーカーも、現在3G回線を使用するガラケーの新機種製品の生産や販売は行っていません。
ここで、まず通信規格ごとの特徴をおさらいしておきましょう。
左右にスライドすると表を見ることができます
通信規格 | 開始時期 | 特徴 |
---|---|---|
3G | 2001年〜 | 静止画(カメラ)、ブラウザ、動画 |
4G | 2010年〜 | スマホ普及、動画、配信サービス、SNS |
5G | 2020年〜 | 超高速、超低遅延、多数同時接続 |
2010年にスマートフォンと4Gが登場したことよって、3Gはガラケー利用者、4Gはスマホ利用者がメインという棲み分けが生まれました。
各社ともに、次世代通信規格である4Gの普及とともに減少している3Gの契約数や今後拡大する5Gへの経営資源集中などを理由に、3Gサービスを終了することを発表しています。そして、3Gサービスで使用していた周波数帯を4Gや5Gで活用していくため、各社揃ってサービスを終了することとしています。
3大キャリア各社の3Gサービスの終了時期は、以下の通りです。
左右にスライドすると表を見ることができます
キャリア | 3Gサービス終了時期 |
---|---|
NTTドコモ | 2026年3月31日 |
au | 2022年3月31日 |
ソフトバンク | 2024年1月31日2024年4月15日まで延長※ |
※2024年4月17日時点。
※被災地の状況を踏まえ、石川県在住の方のみ2024年7月31日(水)まで3Gサービスの終了を延期。
ではキャリアごとに、詳しく見ていきましょう。
ドコモ
NTTドコモは、2026年3月31日に3G回線のサービス「FOMA®」と「iモード®」を終了する予定となっています。
大手キャリアの中では最も長くサービスを使うことができますが、3Gエリアの一部では2022年1月から音声通話やデータ通信サービスの利用ができなくなる機種があります。
とくにプラチナバンドと呼ばれる800MHz帯の「FOMAプラスエリア」に非対応の機種の利用者は注意が必要です。
au
au、KDDIのサービス終了は大手キャリアの中で最も早く、2022年3月31日でした
3G携帯電話向けサービスである「CDMA 1X WIN」が終了しておりますので、「VoLTE」に非対応の機種が利用できなくなります。
ソフトバンク
SoftBankは、2024年1月31日2024年4月15日に3G回線の停波を予定しています。
「SoftBank3Gサービス」のみに対応している機種と、「VoLTE」への非対応機種が利用できなくなります。