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3Gサービスが2024年に終了。ガラケーユーザーはいつまでに何をすべき?

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3Gサービスが2024年に終了。ガラケーユーザーはいつまでに何をすべき?

スマートフォンが登場する前に活用されていた、ガラケー。

ガラケーは、ガラパゴスケータイやフィーチャーフォンと呼ばれることもあり、メインの通話機能に加えてカメラやメール、インターネット接続などのできる携帯電話のことです。これらのガラケーは、古い回線方式である3G回線を使用している端末が多いことが特徴です。

2024年現在、この3G回線は今後数年の間に次々と使えなくなってしまう予定になっています。

そこで本記事では、3Gサービスが終了した時のガラケーユーザーへの影響と、終了までに準備しておきたいことについてご紹介します。

1.3Gサービスはいつ終了する?

3G回線を使用したサービスは、大手キャリア3社全てが終了予定であることをアナウンスしています。

また、各端末のメーカーも、現在3G回線を使用するガラケーの新機種製品の生産や販売は行っていません。


ここで、まず通信規格ごとの特徴をおさらいしておきましょう。

左右にスライドすると表を見ることができます

通信規格 開始時期 特徴
3G 2001年〜 静止画(カメラ)、ブラウザ、動画
4G 2010年〜 スマホ普及、動画、配信サービス、SNS
5G 2020年〜 超高速、超低遅延、多数同時接続

2010年にスマートフォンと4Gが登場したことよって、3Gはガラケー利用者、4Gはスマホ利用者がメインという棲み分けが生まれました。


各社ともに、次世代通信規格である4Gの普及とともに減少している3Gの契約数や今後拡大する5Gへの経営資源集中などを理由に、3Gサービスを終了することを発表しています。そして、3Gサービスで使用していた周波数帯を4Gや5Gで活用していくため、各社揃ってサービスを終了することとしています。


3大キャリア各社の3Gサービスの終了時期は、以下の通りです。

左右にスライドすると表を見ることができます

キャリア 3Gサービス終了時期
NTTドコモ 2026年3月31日
au 2022年3月31日
ソフトバンク 2024年1月31日2024年4月15日まで延長

※2024年4月17日時点。
※被災地の状況を踏まえ、石川県在住の方のみ2024年7月31日(水)まで3Gサービスの終了を延期。

ではキャリアごとに、詳しく見ていきましょう。

ドコモ

NTTドコモは、2026年3月31日に3G回線のサービス「FOMA®」と「iモード®」を終了する予定となっています。

大手キャリアの中では最も長くサービスを使うことができますが、3Gエリアの一部では2022年1月から音声通話やデータ通信サービスの利用ができなくなる機種があります。


とくにプラチナバンドと呼ばれる800MHz帯の「FOMAプラスエリア」に非対応の機種の利用者は注意が必要です。

au

au、KDDIのサービス終了は大手キャリアの中で最も早く、2022年3月31日でした

3G携帯電話向けサービスである「CDMA 1X WIN」が終了しておりますので、「VoLTE」に非対応の機種が利用できなくなります。

ソフトバンク

SoftBankは、2024年1月31日2024年4月15日に3G回線の停波を予定しています。

「SoftBank3Gサービス」のみに対応している機種と、「VoLTE」への非対応機種が利用できなくなります。

2.3Gサービス終了にともなう影響は?

こうした3Gサービスの終了に伴って、どのような影響が出てくるのでしょうか。

大きく分けて2つの側面から、ご説明します。

3Gサービス終了後、提供を終了する料金プランを契約している場合

3Gサービスと同時に提供を終了する料金プランを契約している場合、料金プランも提供終了する可能性があります。

これは、ガラケー以外のデバイスを利用している方にも関わってくる内容となります。

iPhoneなどのスマホやiPadなどのタブレットでも、3Gサービスと関連する料金プランを契約している場合には影響を受ける可能性があります。

例えば、日本で初めて発売されたiPhone3から2013年に発売されたiPhone5sまでのモデルは利用ができなくなり、>ソフトバンクのiPhone向けの料金プラン「ホワイトプラン」も合わせて提供終了を予定しています。

こうした料金プランを契約している場合には、料金プランを変更する必要があるでしょう。

3Gサービス終了後、影響がある対象機種を利用している場合

3G回線のみに対応している機種を利用している場合、サービス終了後には通話やデータ通信ができなくなってしまいます。

また、3Gサービス対応プランと同様、3Gのみに対応しているスマホやタブレットの端末は、3G回線を使用してインターネットなどに接続することができなくなってしまいます。タブレットやスマホはWi-Fiを使用すれば利用することが可能ですが、Wi-Fiのない環境に持ち運んで使用することはできなくなります。

こうした機種を使用している場合は、3Gサービス終了までに、5Gや4G対応の機種に機種変更する必要があるでしょう。

大手キャリアでは、無料交換機種が用意されているほか、スマホへの切り替えがおトクになるキャンペーン、対象機種に機種変更または乗り換えすると機種代金が割引される3G買い替えキャンペーンが実施されています。

※一部格安SIMでも買い替えキャンペーンがございます。

3.3Gサービス終了までに準備しておくことは?

3Gサービスの終了に伴って、3Gのみに対応している機種が使えなくなり、プランも停止してしまうということになりますが、実際に3Gサービス終了までに準備しておいた方がよいことは、大きく分けて2つあります。

その2つの内容の詳細について、ご紹介します。

公式サイトの更新情報をチェック

各キャリアは、サービスを終了するまでの情報について、定期的に公式サイトにお知らせを掲載していきます。

お知らせの内容によっては、段階的に利用可能エリアが狭まるなどして、徐々に3Gサービスが使えなくなっていく可能性もあります。

「もう少し先までガラケーが利用できるつもりでいたが、予想よりも早い段階で利用できないエリアになってしまっていた」ということを防ぐためにも、これらの更新情報をチェックしていつまでに何のサービスが終了するのか、確認しておくことが大切です。

契約住所に変更がないかチェック

利用中のガラケーの機種やプランが終了するにあたり、契約住所に重要な書類が届いたり、新しい機種への変更の案内などが届いたりする可能性があります。

その際、契約の住所と現住所が異なっているとうまく案内が届かなかったり、手続きがスムーズに進まなくなってしまったりするかもしれません。

そのため、事前に契約住所に変更がないかどうかは、必ず確認しておくようにしましょう。

4.3Gサービス終了までに機種変更が必要に

「3Gサービス終了までに、4G以降への機種変更が必要になる」ということになりますが、突然機種変更が必要と言われてもどのような機種に変更したらよいのか、迷ってしまう方が少なくないでしょう。また、機種変更をすると月々の料金が高くなってしまうのではないかと心配している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、4G以降を使用しているスマートフォンの中には、格安プランなどを使用することでガラケーの月々の料金プランに近い価格で利用できるものもあります。

そこで、ガラケーから機種変更のできる候補の端末を2パターンご紹介します。

4G対応ガラケーに機種変更

3Gサービスが終了すれば、すべてのガラケーが使えなくなってしまう、というわけではありません。

新しい回線方式である4Gに対応した機種である、見た目がガラケーのAndroid端末「ガラホ(4GLTEケータイ)」というものがあります。

使い慣れたガラケーの形の端末を使いたいという方、スマホの形のデバイスへの移行に不安がある方は、まず4G対応のガラケーに機種変更してみてもよいのではないでしょうか。

左右にスライドすると表を見ることができます

ガラケーおすすめ機種 特徴
AQUOS ケータイ4
(アクオス ケータイフォー)
メーカー:シャープ
  • 着信も通話も聞き取りやすい独立スピーカーと大型レシーバー
  • 地図やインターネットなどの画面をシニア世代の方でも見やすい色調
  • 見やすい3.4インチ高精細ディスプレイ
  • ビジネスでも役立つかんたん操作で会話を録音やスクリーンショット、音声メモと搭載
  • Wi-Fi・テザリング・PCメール対応
DIGNO®ケータイ4
(ディグノ ケータイフォー)
メーカー:京セラ
  • 聞き取りやすく音量を確保するほか、聞こえを調整する機能も搭載
  • 通話後の録音も可能など、通話機能が充実している点がポイント
  • 水洗いが可能なので、毎日清潔に使用可能
  • ビジネスに必要なWi-Fiやテザリング機能を搭載し、海外ローミングバンドも拡充しているので便利
  • カメラ、ラジオ非搭載の機種をご希望の場合は、「DIGNO® ケータイ4 for Biz」がおすすめ
DIGNO®ケータイ4 for Biz
(ディグノ ケータイフォー フォービズ)
メーカー:シャープ
  • 通話相手の声が聞き取りやすいほか、画面がはっきり見やすいので素早く電話をかけられる
  • 防水・防塵・耐衝撃テストにクリアしているので、水まわりや屋外でも使え、うっかり落としても安心
  • カメラ、ラジオを非搭載になっており、企業で導入する際でも安心して利用可能
  • 打合せの内容を簡単に記録できるボイスレコーダーも搭載

スマートフォンに機種変更

スマートフォンは画面が大きく、大画面で操作できることや文字サイズを大きくすることもできます。

業務効率化などに便利なアプリを活用することもできますし、スマホの中には写真などの大きなデータ容量を保存しておくこともできます。

3Gサービスの終了を機に、スマートフォンにおトクな価格で機種変更できるキャンペーンを行っているキャリアもありますので、こうしたキャンペーンを利用してスマホに買い替えてみるのもよいでしょう。

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スマホおすすめ機種 特徴
DIGNO® BX2
(ディグノ ビーエックスツー)
メーカー:京セラ
  • DIGNO BXよりもバッテリーを大幅に増量しているので、出張時も安心
  • 2段強化ガラスと四隅のフレーム構造をディスプレイに採用し、画面が割れにくい耐久性に優れた構造
  • 5G対応に加え、ビジネスシーンをサポートする機能が充実
  • 清潔に保つため、除菌シートなどで拭きとりも可能
AQUOS wish4
(アクオス ウィッシュスリー)
メーカー:シャープ
  • 5,000mAhの大容量バッテリー搭載で長持ち
  • 高温や低温、湿気の多い環境での使用に耐え、不意の落下でも慌てずにすむ優れた耐衝撃性能
  • ビジネスシーンにふさわしいシンプルデザインで使いやすさを追求した基本性能
iPhone シリーズ
メーカー:Apple
  • 情報を多く扱うビジネスパーソンにおすすめ
  • 持ちやすい丸みをおびたデザイン、中にはコンパクトなディスプレイデザインもあり、携行性も高い
  • 不意の落下や飲み物のこぼれなど、アクシデントにも強い
  • 最新機種は5G対応なので、外出先でも高速でデータ処理が可能

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。

このように、ガラケーを使用している方には、できるだけ早いうちに3Gサービス終了前の準備をすることをおすすめしています。ビジネス利用でガラケーを使用している場合、通話かけ放題の法人スマホなどへの買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。

弊社では、お客様の業務内容や現在の状況を踏まえて、softbank(ソフトバンク)のスマホの機種とおトクなプランをご紹介することができます。

ショップへの来店不要ですので、ガラケーからの機種変更などのご相談がございましたら、ぜひ一度お問い合わせくださいませ。

【参考】

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