1.業務効率化が期待できる
会社が社員に業務用スマホを支給すると、さまざまな業務内容の効率化につながります。
ここでは業務効率化を期待できる理由を、3つの視点から見ていきましょう。
ワークライフバランス向上
個人用スマホを業務でも使用しているケースでは、社員が時間外や休日にかかってきた取引先からの電話・メッセージに対応したりメールを送信したりしても、他の人にはわかりません。
一方、業務用スマホならスマホの使用履歴を確認したり、通話時間の長い社員をピックアップして検索したりすることで、端末の利用状況を把握できるようになります。
また業務用スマホの導入によってプライベートとの線引きが明確になり、社員のワークライフバランスの向上につながるのが大きなポイントです。
生産性向上
業務用スマホを活用すると、生産性の向上につながります。外出先から空き時間にメールを確認したりWebミーティングに参加したり、社内ネットワークのデータにアクセスしたりできるようになるからです。
またスマホの通信回線を利用してPCなどのデバイスとテザリングすれば、電波が届く範囲ならどこからでもインターネット接続が可能になります。
直行直帰のケースでは、GPSの現在地を通知するだけで現場到着予定時刻などを電話等で報告しなくても連絡できるなど、労務管理面でも手間の削減に期待できるでしょう。
時間がないビジネスパーソンも、電車やバスの中で業界ニュースなどを閲覧できるようになるので、最新情報をチェックしてから取引先とのやり取りに臨めます。
ブラウザで閲覧していたウェブページをスマホに保存しておくと、機内などインターネットに接続できないオフライン環境になったときでも、そのページを読めます。移動時間を有効活用できますので、ぜひ覚えておいてください。
コスト削減
業務用スマホは、個人向けの携帯プランと比べて料金が安く設定されていることが多いのでコスト削減につながります。
営業などで取引先と通話をすることが多い場合、かけ放題オプションをつけることで従業員の通話料を抑えることができるのがポイントです。
またペーパーレス化の推進にもつながります。紙に出力していた書類をデバイス上で取引先に見せたり、社員向けの配布資料を共有フォルダにアップロードしたりすれば、紙・印刷・保管のコスト削減が可能です。