1.法人携帯ならスマホがおすすめ?ビジネス携帯電話の選び方
法人携帯を契約する上で重要視されているのが、自社の働き方に合った機種を選択することです。
法人携帯の市場では未だガラケーの人気が根強いものの、現在では多くの企業が利便性の高さからスマホを導入しています。
法人スマホなら、機能が充実したさまざまなアプリを搭載して業務効率化を図れるほか、利用する社員の生産性が格段に向上するからです。また、取引先に出かけている際も、外出先からメール問合せへの返信などの業務に取り組めます。会社にわざわざ戻って残業する必要がないため、コスト削減にも大きく貢献するでしょう。
ビジネス向けに、スマホあるいはガラケーのどちらを選ぶべきかについては、後で徹底比較しますのでぜひ参考にしてください。ここでは業務を円滑に進めるためのツールとなる、ビジネス携帯電話の選び方について見ていきましょう。
通話時間やデータ通信量など携帯の使い方を把握する
携帯電話の月額料金は、「音声通話」「データ通信」「オプション」で決まります。自社の法人携帯の使い方に最適なケータイプラン、あるいはスマホプランを選びましょう。
電話をかける頻度が多い場合は、基本料金に「通話かけ放題」の定額オプションを追加することが大切です。法人携帯でシェアの高いソフトバンク契約なら、24時間国内通話かけ放題を利用できます。
これは発信先が固定電話か、あるいは携帯電話かを問わず、国内通話であれば24時間いつでも通話料無料というものです。
外出先等でファイルの閲覧やWeb会議に参加することが頻繁にあるなら、毎月データ3GBでは到底、容量不足となります。
そこでデータ量を気にせずに使える「無制限プラン」がおすすめです。ソフトバンクには、データ使い放題が可能な、4G・5G対応機種の専用プラン「メリハリ無制限」があります。
連絡手段にチャットを利用するテレワークなどの働き方なら、電話機能がないPocket Wi-Fiなどモバイルデータ通信に特化した端末(ルーター)の利用がおすすめです。
大手キャリアか、あるいは格安SIMか?
法人向けでも、格安SIMを使えます。月額コストを抑えたい企業にとって、料金メリットが大きな格安SIMは魅力的です。SIMフリーのスマホがあれば、海外出張の際には現地で購入したSIMカードも利用できます。
ただし格安SIMの利用にあたっては、次のデメリットや注意点に留意して、自社のニーズに最適かどうかを確認してから契約しましょう。
まず格安SIMは大手通信キャリアの回線を借りているので、データ通信の利用者が増える時間帯には通信速度が低速化する可能性があります。通信速度の低速化は、大手キャリアとの大きな違いであり、デメリットといえるでしょう。
対面で対応してくれるショップがほとんどないため、契約時はもちろん契約後に故障が発生した際などサポートの手厚さを重視する企業には向きません。
またWi-Fiやでんきなども提供する大手キャリアであれば、業務使用で必要な他のソリューションも含めたトータルな提案をしてもらえます。
法人向けの割引でどれくらいおトクになるか?
既存のプランから選ぶ個人契約とは異なり、法人契約の条件によって、かなりの割引が適用になるケースがあります。どのような割引・キャンペーンや法人向けサービスが適用になるのかも、代理店に確認することが大切です。
法人携帯の利用状況を伝えて、代理店に見積もりを依頼してみましょう。現在すでに法人スマホを利用している方も、この機会に自社の働き方に合う機種を見直すことをおススメします。