1.ポケットWi-Fiとホームルーターの違い
インターネット回線には「固定回線を引き込むタイプ」「モバイル回線を使用するタイプ」の2種類があります。ポケットWi-Fiとホームルーターはモバイル回線に該当し、工事不要で最短即日で利用開始できるのがおすすめポイントです。
ここではポケットWi-Fiとホームルーターの違いについて、それぞれのメリット・デメリットを通じて内容を見ていきましょう。
ポケットWi-Fiのメリット・デメリット
ポケット型Wi-Fiのメリットとして、次の4つが挙げられます。
- 通信エリア内であれば、場所を問わず快適にインターネット接続が可能
- 工事不要、かつ設定が簡単なので端末が届いたらすぐに利用できる
- 月額料金がリーズナブルなので導入しやすい
- 持ち運び可なのでリモートワークや出張時など出先で便利に使える
LTE回線とは、ソフトバンク、auやドコモなど、大手キャリアのスマホなどでも利用されている回線のことです。4Gの普及への橋渡し的存在として登場し、データの通信速度は最大150Mbps を実現しています。
単純な比較は難しいもののWi-Fiと比べると、LTE回線の通信速度は遅いと言えます。また安さも大きなメリットなのでコスパ重視の方には活用しやすいといえるでしょう。
次に、ポケット型Wi-Fiのデメリットについて見ていきましょう。 デメリットとして、次の2つのリスクが挙げられます。
- 契約期間の縛りがあり、解約時に契約解除料がかかる
- 一定のデータ使用量を超過すると、通信速度制限が適用される
容量データが決まっているプランの場合は、容量を超えると通信速度が制限されてしまうことや契約期間に縛りがあることがデメリットとしてあります。
通信容量が月ごとに変動があり、データ容量超過の不安がある方は次にご紹介するホームルーターがおすすめです。
ポケットWi-Fiは、リモートワークや外回りなど移動中、従業員の在宅勤務での貸出利用が想定されるなど、営業所など外出の多い事業所に適したWi-Fi形態となっています。
ホームルーターのメリット・デメリット
ホームルーターのメリットは、次の2つです。
- 工事不要、かつ設定が簡単なので端末が届いたらすぐに利用できる
- 固定回線(光回線)よりも月額料金が安価な傾向にある
ホームルーターのデメリットについても見ていきましょう。デメリットとして、次の3つの注意点が挙げられます。
- 固定回線(光回線)より通信の安定性・速度において劣る
- 持ち運び不可のため外出先(出張先や営業先など)で使えない
- 電波の入りが良い場所に設置する必要がある
光回線が用意できないエリアで通信機器の持ち運びの必要がない場合に、ホームルーターはオススメです。例えば、内勤中心の事務所や店舗などではホームルーターが適しているといえるでしょう。