法人携帯を海外で使用する時の注意点!思わぬ高額請求を避けるには?|法人携帯テレニシ.biz

法人携帯を海外で使用する時の注意点!思わぬ高額請求を避けるには?

法人携帯を海外で使用する時の注意点!思わぬ高額請求を避けるには?

海外出張などがある際、普段から使い慣れた法人携帯を使うことができれば、同じ電話番号のまま会社と連絡を取ったり情報を調べられたりと何かと便利です。

しかし、法人携帯を海外で使用する際には、使い方によっては帰国後に思わぬ高額請求をされてしまう可能性があります。

そこで、スマホや携帯電話をどのような点に気をつけて海外で使用すればよいのか、その注意点と高額請求を避けるためのポイントをご紹介します。

また、ビジネスで海外に行く機会が多い方などには特に必要な、海外で気兼ねなく法人携帯を使うための方法についてもご紹介します。

1.携帯電話を海外で使用すると高額請求になる場合あり!

携帯電話を海外で使用するとき、法人携帯・個人携帯にかかわらず、日本と異なる料金体系になっているものがいくつかあります。

例えば、国内で契約したスマホを海外に持っていく際、国際ローミングという機能のおかげで国内と同じスマホを海外でも使えるようになっています。

これは、国内のキャリアの電波が届かない地域では現地の電波を利用できるサービスで、全世界でスマホが利用できるようになる一方、国内のパケット定額とは別枠で通信料を従量課金制で支払うことになります。

こうした点を事前に知らなければ、帰国してから思わぬ高額請求が届いてしまう可能性があります。

2.高額請求になるサービス

海外で法人携帯を使う際、高額請求を受けやすいサービスは主に二つあります。

どちらも法人携帯の基本機能である「通話機能」と「メール送受信、ウェブ閲覧」です。

それぞれのサービスについて、詳しくご説明します。

電話の発信・着信

法人携帯を契約する際、国内での通話については24時間の定額プランや規定時間までの定額プランに加入している企業が少なくないでしょう。

しかし、こうした定額プランは海外からの発信が対象外になっている可能性があり、海外から日本へ発信した場合には高額な通話料がかかる可能性があります。

特に、海外から日本へ発信するときの料金は、日本国内から日本国内へ通話をかけるときとは大きく料金が異なることが多くなっています。


また、もう一点注意しなければならないことが、着信を取った際の通話料です。

通常、日本国内で法人携帯を使用している際、着信を受けても通話料はかかりませんが、海外滞在中に着信をとった際には通話料が発生します。

海外滞在中に通話が必要な場合は、こうした点に注意するとよいでしょう。

インターネット

インターネットに接続してメールを送信したりウェブサイトを閲覧したりするなどのデータ通信をする際、定額で使用できるようなプランに加入している企業が多いでしょう。

これも日本国内の設定となっており、海外ではデータ容量に応じて、日本時間での1日ごとにパケット料が換算されます。

ソフトバンクの場合は、利用バイト数が25MB※では1日あたり51,199円(税抜)(税込56,319円)の料金がかかります。

※3Gケータイでデータ通信(3G)をご利用の場合: 10MB
※5G/4G(LTE)対応機種でデータ通信(5G/4G(LTE))をご利用の場合:12.5MB

3.高額請求を避けるには?

通話の着信や発信、メールの送信やウェブサイトの閲覧などが思わぬ高額請求を招いてしまうということをお伝えしました。

もちろん、社員一人ひとりが意識して法人携帯を使用することが必要ですが、海外に行く前に法人携帯の設定をある程度変えたり、使い方を徹底したりしておくことで、思わぬ高額請求を防ぐことも可能となります。

そこで、あまり手間をかけずに高額請求を避けるためのポイントを、4点ご紹介します。

データローミングをオフにする

飛行機から降りて機内モードを外した際に、自動的に現地キャリアの電波に接続されてしまい、データローミングの通信で料金がかかってしまう可能性があります。

渡航先についた段階からすでに国内での定額プランの範囲外の従量課金制となっているため、空港内などで設定をせずに持ち歩いている間に利用料がどんどん課金されてしまっている可能性があります。

そのため、事前にデータローミングの機能をオフにすることで、渡航先で勝手に現地キャリアの電波に接続されてしまう心配がなくなります。

思わぬタイミングで通信が行われてしまわないように、出国のタイミングで事前に機能を切っておくとよいでしょう。

緊急時以外は発着信しない

データを極力使用しないようにしようとしても、ビジネスで携帯を使用している以上、業務上で通話をする必要もあるでしょう。

データ通信で不要な金額がかかってしまわないように、通話のローミングまで切ってしまうと、緊急時や本来必要な連絡が取れなくなってしまう可能性があります。

不必要な発信や着信は高額な請求につながりますので、「どうしても必要な要件を伝える際や緊急の際のみ通話を使用する」などのルールを事前に設定しておくと安心でしょう。

Wi-Fiを活用する

データ通信で高額請求になることを防ぐためには、Wi-Fiを活用するのがおすすめです。

現地の電波を使用したローミングには料金がかかりますが、現地の無料Wi-Fiを利用して通信を行ったり、海外で使えるWi-Fiルーターをレンタルして使用したりすれば無料でネットワーク通信を行うことが可能です。

ホテルやカフェなどのさまざまな公共施設で無料Wi-Fiを使用できるようになっている国も多く、こうした場所でネットワークの接続をするとよいでしょう。

アプリを活用する

無料Wi-FiやWi-Fiルーターをご使用の場合は、ネットワーク通信で利用のできるLINEやSkypeなどのアプリを活用して日本国内への発信や着信が可能となります。

アプリを活用する場合、通話料としての料金はかかりませんので、Wi-Fiとアプリを活用できるのであればメールの送受信や通話を行うことをおすすめします。

4.海外でも気兼ねなく法人携帯を使いたいなら?

法人携帯を海外で使ううえで、通話を極力控えたりデータ通信をオフにしたりすることで高額請求への対策を取ることが可能になります。

しかし、実際には海外から重要なデータを送ってもらったり、電話で詳しいやりとりをしたりと、スムーズなやりとりが必要になる場合が多いでしょう。

また、無料Wi-Fiの備わっていない場所でウェブ閲覧をしたいときや、通話をする必要のあるタイミングもあるでしょう。

こうした制限なく、海外でも気兼ねなく法人携帯を使いたい場合には、海外定額プランを使用することをおすすめします。

海外定額プランを利用する

海外定額プランとは、渡航先でも1日あたりのデータ通信費などを気にせず定額で利用できるサービスです。

各キャリアが提供していて、ソフトバンクの場合は、世界中の国でメールやウェブ検索のできる「海外パケットし放題」や、アメリカで通話やネットをし放題の「アメリカ放題」というプランがあります。

「海外パケットし放題」では、25MB※以上の通信でも、1日あたり2,980円(税抜)(税込3,278円)までの定額でデータ通信をすることが可能です。

事前に海外定額プランの利用方法をチェックしておき、必要に応じて申し込みを済ませておきましょう。

※3Gケータイでデータ通信(3G)をご利用の場合: 10MB
※5G/4G(LTE)対応機種でデータ通信(5G/4G(LTE))をご利用の場合:12.5MB

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。

法人携帯を持っての海外出張で思わぬ高額請求を受けないよう、さまざまな設定があることをお伝えしました。

弊社ではまだ法人携帯をお持ちでない方にも、お客様の海外での業務内容や渡航頻度などを踏まえて、SoftBankのスマホの機種やおトクなプランをご紹介いたします。

ショップへの来店不要で法人スマホの契約をすることができますので、海外での法人携帯の利用法について詳しく知りたいという方は、ぜひ一度お問い合わせくださいませ。

【参考】

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