1.法人携帯のかけ放題プランとは
法人携帯のかけ放題プランとは、キャリアにもよりますが、大きく分けて2種類のプランがあります。
1つ目は、24時間いつ電話をかけても通話料が定額になるプランです。
国内通話であればいつでも誰にかけても通話料が無料になります。
2つ目は、5分間などの決まった時間はかけ放題で、通話時間が超えた分だけ従量課金制で通話料を支払うプランです。
大手キャリアの場合は5分間かけ放題が一般的で、24時間かけ放題のプランよりも安価なプランとして用意されていることが多いです。
これらのかけ放題プランは、一般的には基本プランの契約に加えて回線・端末ごとにオプションとして申し込むことのできるものが多くなっています。
かけ放題のオプションを契約するメリットとしては、お客様や取引先にかける電話の時間を気にせず、定額料金の範囲内で通話ができるということが挙げられます。
通常、通話をする際には30秒ごとに20円(税抜)(税込22円)の通話料が発生します。
業務で通話をする場合には長時間高頻度で通話をする可能性がありますので、会社全体での通話料金を考えると膨大な通話料が発生することになります。
かけ放題プランを申し込みする際には、2つのプランのどちらが適しているかを考えた上で、基本プランのデータ容量がどの程度あるのか、メールの送信などデータ通信量をどの程度活用する予定でいるのかなどを含めて、総合的に判断することが大切です。
ここでは、ソフトバンクの場合を例に挙げて、それぞれのかけ放題のオプションについて詳しくご紹介いたします。
①ソフトバンク「定額オプション+」
ソフトバンクで通話かけ放題のオプションをつける場合には、月額980円(税抜)(税込1,078円)の基本プランに加えて通話のオプションを追加することになります。
「定額オプション+」は、24時間いつでもすべての国内通話が無制限でできるようになるオプションです。
通話が定額になるだけでなく、通話に関連する4つの機能がついています。
3分までの伝言を100件まで1週間保存できる「留守番電話プラス」、通話中にかかってきた別の電話を受けることができる「割込通話」、通話中に別の人に電話をかけ、最大6人まで相手を切り替えながら通話のできる「グループ通話」、利用金額が設定額を超えた際に発信を停止する「一定額ストップサービス」の4つの機能も併せて使えるようになります。
定額オプション+の料金は月額1,800円(税抜)(税込1,980円)となっています。
②ソフトバンク「準定額オプション+」
「準定額オプション+」は、1回の通話で5分以内はすべての国内通話が通話無料となるオプションです。
月額980円(税抜)(税込1078円)の基本プランに加えて、月800円(税抜)(税込880円)で利用できるオプションとなっていて、「定額オプション+」と比べると安価なオプションとなっています。
5分を超過した分については、超えた分だけ30秒ごとに20円(税抜)(税込22円)の従量課金制で料金がかかります。
こちらのオプションにも「定額オプション+」と同様、「留守番電話プラス」などの4つのサービスがついています。