1.ニューノーマルとは
そもそもニューノーマルとはいったいどのような意味なのでしょうか?
ニューノーマルは、New(新しいこと)とNormal(正常、標準、常態、常識)を合わせた造語です。日本では「新常態」と訳され、Withコロナ・Afterコロナの時代に求められる生活様式のことを指します。 新型コロナウイルス感染症の対策は個人でも企業でも徹底することが求められ、社会情勢の変化に対応し、自身の行動を変化や進化させて、生活していくことが求められています。
過去にも、リーマンショック後(2008~2009年頃)、エンロンの粉飾事件などがきっかけになり、コンプライアンス(法令遵守)やCSR(企業の社会的責任)が重視される傾向が強くなりました。当時、この考え方が「ニューノーマル」として捉えられていました。
2020年においてはテレワーク(リモートワーク)やDX(デジタルトランスフォーメーション)ような最新のICT技術を活用して生産性向上を図っていくことが「ニューノーマル」な働き方と捉えられています。
この「ニューノーマル」な働き方は、日本政府が進めていた「働き方改革」でもありました。緩やかに改革は進んでいくと思われていました。
そこに拍車をかけ、急激に認知させたのは皆さまもご存知の通り、世界的にも大流行している新型コロナウイルスが要因になります。