1.会社携帯のキャリアを選ぶときのチェック事項
会社携帯のキャリアを選ぶときにチェックする事項は、以下4つです。
- 導入・運用コスト
- 契約方法
- 法人向けサービスの内容
- サポート体制
それぞれ解説します。
導入・運用コスト
会社携帯のキャリアを選ぶ際には、契約金や事務手数料といった導入コストや、運用コストを比べ、自社に適したキャリアを選ぶことが大切です。また、導入コストだけでなく、他社からの乗り換えなどでキャッシュバックがないかも確認しましょう。このような制度を利用すれば、導入コストが削減できるため、ひとつではなく複数の代理店から見積もりをもらい比較することが重要です。
少しのコストの差であっても、会社携帯のように複数の回線をまとめて契約し使用する場合、料金の差は契約数に伴って大きくなります。そのため、会社携帯を選ぶ際は、必要な機能が使えるのは当然のこと、可能な限り導入・運用コストの低いキャリアを選ぶようにしましょう。
契約内容・方法
会社の事業の変化や成長に伴い、プランが柔軟に変えられるキャリアを選ぶことも大切です。また、契約を結ぶ期間やプランを変える際の条件については、必ず確認しておくようにしましょう。
契約を結ぶ際に注意しておきたい点が2点あります。
1点目は、最低利用期間です。最低利用しなければいけない期間は、1年のプランもあれば3年のものもあり、契約するキャリア次第で変わってきます。
2点目は、違約金です。契約を結んでいる期間が満期になる前に会社携帯を解約する場合、解約金を支払わなければいけません。
とくに、この2点には注意をして、契約を結びましょう。
法人向けサービスの内容
自社が会社携帯を使う目的に適したサービス内容が提供されているキャリアを選ぶことも大切です。キャリアごとで法人向けに提供されているサービスは異なります。
会社携帯を契約したとしても、自社が会社携帯を導入する目的が果たせなければ、導入する意味がありません。とくに、サービスの中でも契約プランが重要であり、社外から調べ物をすることが多かったり、大容量のデータをやり取りしたりするような会社であれば、多くのデータ容量を使えるプランを選ぶ必要があります。
その一方で、月のデータ通信をあまり使わない会社であれば、通話だけ使えるプランに契約することで、月のコストが大きく削減できます。会社携帯を使う目的や環境を考慮し、無駄なコストがかからない自社にとって最適なプランを選ぶようにしましょう。
会社携帯のプランには、『かけ放題』といった通話料金が抑えられるオプションが用意されているキャリアも多いです。外部と通話する際はお金がかかるものの、社員間で通話する場合はお金がかからないようなプランもあるため、慎重にプラン・キャリアを選ぶようにしましょう。
近年では、携帯料金が抑えられる格安SIMを使う方も増えていますが、料金だけでなく、利用できる範囲についても十分考慮し検討することが大切です。
サポート体制
自社が使っている状況に適した補償やサポートをしてもらえるかも、事前に確認することが大切です。会社携帯では、業務に関する情報が保存されているため、紛失したり盗難されたりといったトラブルが起きてしまった際に、個人情報や会社の機密情報が流出してしまう可能性があります。
社内にトラブル対応が迅速に行えるような専門家がいる会社であれば大きな問題となる前に対処できるかもしれませんが、そのような専門家がいない会社の場合、対処に時間がかかってしまい、経営が悪化してしまうこともあります。
こうしたトラブルの被害を少しでも抑えるために、会社携帯では多数の補償やサポートが備えられている場合が多いです。
サポート内容には、会社携帯を紛失してしまった際の遠隔による端末のロックや、スタッフによる遠隔での専門的なサポートなどがあります。
利用するキャリア次第でサポートしてもらえる内容も変わってくるため、キャリアを選ぶ際は自社が求めるサポートが提供されているか確認し選ぶようにしましょう。