iPhoneの歴史をたどる|歴代主要モデル一覧と最新機種を紹介|法人携帯テレニシ.biz

iPhoneの歴史をたどる|歴代主要モデル一覧と最新機種を紹介

最終更新日
iPhoneの歴史をたどる|歴代主要モデル一覧と最新機種を紹介

法人携帯でiPhoneの導入を検討している方で、
「iPhoneの歴史や歴代モデルのスペックを知りたい」
「最新モデルのスペックや特徴が知りたい」

こういった疑問を抱いている方は多いのではないでしょうか?


当記事では、このような悩みを解決していきます。記事を最後まで読んでいただければ、iPhoneの歴史や歴代モデルのスペック、最新モデルのスペックや特徴について理解できますので、ぜひ最後までご覧ください。

iPhoneの歴史をたどる|歴代主要モデル一覧と最新機種を紹介 コラム1画像

1.歴代iPhoneの機種一覧表

歴代iPhoneの機種と発売日は、以下の表の通りです。

※日本で発売されたiPhoneのみとなります。

モデル 3G 3GS 4 4S 5 5c 5s 6 6 Plus 6s 6s Plus SE 7 7 Plus 8 8 Plus X XS XS Max XR 11 11 Pro 11 Pro Max SE(第二世代) 12 mini 12 12 Pro 12Pro Max 13 mini 13 13 Pro 13 Pro Max SE(第三世代) 14 14 Plus 14 Pro 14 Pro Max
発売日 2008/07/11 2009/06/26 2010/06/24 2011/10/14 2012/09/21 2013/09/20 2013/09/20 2014/09/19 2014/09/19 2015/09/25 2015/09/25 2016/03/24 2016/09/16 2016/09/16 2017/09/22 2017/09/22 2017/11/03 2018/09/21 2018/09/21 2018/10/26 2019/09/20 2019/09/20 2019/09/20 2020/04/24 2020/10/23 2020/10/23 2020/11/13 2020/11/13 2021/09/24 2021/09/24 2021/09/24 2021/09/24 2022/03/18 2022/09/16 2022/09/16 2022/09/16 2022/10/07
価格
(当時参考価格)
23,040円~ 69,120円~ 46,080円~ 46,080円~ 51,360円~ 52,920円~ 51,360円~ 67,800円~ 79,800円~ 86,800円~ 97,080円~ 52,800円~ 72,800円~ 85,800円~ 78,800円~ 89,800円~ 112,800円~ 112,800円~ 124,800円~ 84,800円~ 74,800円~ 106,800円~ 119,800円~ 44,800円~ 85,800円~ 106,800円~ 117,800円~ 74,800円~ 78,909円~ 89,818円~ 111,636円~ 122,545円~ 57,800円~ 119,800円~ 149,800円~ 164,800円~ 134,800円~
本体サイズ
(幅×高さ×厚み)
115.2×62.1×12.3mm 115.2×62.1×12.3mm 115.2×58.6×9.3mm 115.2×58.6×9.3mm 123.8×58.6×7.6mm 124.4×59.2×8.9mm 123.8×58.6×7.6mm 138.1×67.0×6.9mm 158.1×77.8×7.1mm 138.3×67.1×7.1mm 158.2×77.9×7.3mm 123.8×58.6×7.6mm 138.3×67.1×7.1mm 158.2×77.9×7.3mm 138.4×67.3×7.3mm 158.4×78.1×7.5mm 143.6×70.9×7.7mm 143.6×70.9×7.7mm 157.5×77.4×7.7mm 150.9×75.7×8.3mm 150.9×75.7×8.3mm 144.0×71.4×8.1mm 158.0×77.8×8.1mm 138.4×67.3×7.3mm 71.5×146.7×7.4mm 71.5×146.7×7.4mm 78.1×160.8×7.4mm 64.2×131.5×7.4mm 71.5×146.7×7.65mm 64.2×131.5×7.65mm 71.5×146.7×7.65mm 78.1×160.8×7.65mm 67.3×138.4×7.3mm 146.7×71.5×7.80mm 147.5×71.5×7.85mm 160.7×77.6×7.85mm 160.8×78.1×7.80mm
画面サイズ 3.5インチ 3.5インチ 3.5インチ 3.5インチ 4.0インチ 4.0インチ 4.0インチ 4.7インチ 5.5インチ 4.7インチ 5.5インチ 4.0インチ 4.7インチ 5.5インチ 4.7インチ 5.5インチ 5.8インチ 5.8インチ 6.5インチ 6.1インチ 6.1インチ 5.8インチ 6.5インチ 4.7インチ 6.1インチ 6.1インチ 6.7インチ 5.4インチ 5.4インチ 6.1インチ 6.1インチ 6.7インチ 4.7インチ 6.1インチ 6.1インチ 6.7インチ 6.7インチ
カラー
バリエーション
ブラック
ホワイト
ブラック
ホワイト
ブラック
ホワイト
ブラック
ホワイト
ブラック&スレート
ホワイト&シルバー
ホワイト
ピンク
イエロー
ブルー
グリーン
シルバー
ゴールド
スペースグレイ
シルバー
ゴールド
スペースグレイ
シルバー
ゴールド
スペースグレイ
シルバー
ゴールド
スペースグレイ
ローズゴールド
シルバー
ゴールド
スペースグレイ
ローズゴールド
シルバー
ゴールド
スペースグレイ
ローズゴールド
ローズゴールド
ゴールド
シルバー
ブラック
ジェットブラック
(PRODUCT)RED
ローズゴールド
ゴールド
シルバー
ブラック
ジェットブラック
(PRODUCT)RED
シルバー
ゴールド
スペースグレイ
(PRODUCT)RED
シルバー
ゴールド
スペースグレイ
(PRODUCT)RED
シルバー
スペースグレイ
シルバー
ゴールド
スペースグレイ
シルバー
ゴールド
スペースグレイ
ブラック
ホワイト
(PRODUCT)RED
コーラル
イエロー
ブルー
ブラック
ホワイト
(PRODUCT)RED
イエロー
パープル
グリーン
シルバー
ゴールド
スペースグレイ
ミッドナイトグリーン
シルバー
ゴールド
スペースグレイ
ミッドナイトグリーン
ブラック
ホワイト
(PRODUCT)RED
ブラック
ホワイト
(PRODUCT)RED
グリーン
ブルー
パープル
シルバー
ゴールド
グラファイト
パシフィックブルー
シルバー
ゴールド
グラファイト
パシフィックブルー
ブラック
ホワイト
(PRODUCT)RED
グリーン
ブルー
パープル
スターライト
ミッドナイト
(PRODUCT)RED
ブルー
ピンク
グリーン
スターライト
ミッドナイト
(PRODUCT)RED
ブルー
ピンク
グリーン
シルバー
ゴールド
グラファイト
シエラブルー
アルパイングリーン
シルバー
ゴールド
グラファイト
シエラブルー
アルパイングリーン
スターライト
ミッドナイト
(PRODUCT)RED
ミッドナイト
スターライト
(PRODUCT)RED
ブルー
パープル
イエロー
スペースブラック
シルバー
ゴールド
ディープパープル
スペースブラック
シルバー
ゴールド
ディープパープル
ミッドナイト
スターライト
(PRODUCT)RED
ブルー
パープル
イエロー
容量 8GB
16GB
※8GBはブラックのみ
8GB
16GB
32GB
8GB
32GB
16GB
32GB
64GB
16GB
32GB
64GB
16GB
32GB
16GB
32GB
64GB
16GB
32GB
64GB
16GB
64GB
32GB
128GB
32GB
128GB
32GB
128GB
32GB
128GB
256GB
※REDは128GB/256GBのみ
32GB
128GB
256GB
※REDは128GB/256GBのみ
64GB
128GB
64GB
128GB
64GB
256GB
64GB
256GB
512GB
64GB
256GB
512GB
64GB
128GB
64GB
128GB
64GB
256GB
512GB
64GB
256GB
512GB
64GB
128GB
64GB
128GB
256GB
128GB
256GB
512GB
128GB
256GB
512GB
64GB
128GB
256GB
128GB
256GB
512GB
128GB
256GB
512GB
128GB
256GB
512GB
1TB
128GB
256GB
512GB
1TB
64GB
128GB
256GB
128GB
256GB
512GB
128GB
256GB
512GB
1TB
128GB
256GB
512GB
1TB
128GB
256GB
512GB
チップ ARM1176JZ (F)-S Sumsung
S5PC100
Apple A4
(32bit)
Apple A5 Apple A6 Apple A6 Apple A7 Apple A8 Apple A8 Apple A9 Apple A9 Apple A9 A10 Fusion A10 Fusion A11 Bionic A11 Bionic A11 Bionic A12 Bionic A12 Bionic A12 Bionic A13 Bionic A13 Bionic A13 Bionic A13 Bionic A14 Bionic A14 Bionic A14 Bionic A14 Bionic A15 Bionic A15 Bionic A15 Bionic A15 Bionic A15 Bionic A15 Bionic A16 Bionic A16 Bionic A15 Bionic
カメラ性能 メインカメラ:
200万画素
インカメラ:
非搭載
メインカメラ:
300万画素
インカメラ:
非搭載
メインカメラ:
500万画素
インカメラ:
30万画素
メインカメラ:
500万画素
インカメラ:
30万画素
メインカメラ:
800万画素
インカメラ:
120万画素
メインカメラ:
800万画素
インカメラ:
120万画素
メインカメラ:
800万画素
インカメラ:
120万画素
メインカメラ:
800万画素
インカメラ:
120万画素
メインカメラ:
800万画素
インカメラ:
120万画素
メインカメラ:
1,200万画素
インカメラ:
500万画素
メインカメラ:
1,200万画素
インカメラ:
500万画素
メインカメラ:
1,200万画素
インカメラ:
120万画素
メインカメラ:
1,200万画素
インカメラ:
700万画素
デュアルカメラ(望遠f/2.8・広角f/1.8)
メインカメラ:
1,200万画素
インカメラ:
700万画素
メインカメラ:
1,200万画素
インカメラ:
700万画素
デュアルカメラ(望遠f/2.8・広角f/1.8)
メインカメラ:
1,200万画素
インカメラ:
1,200万画素
デュアルカメラ(望遠f/2.8・広角f/1.8)
メインカメラ:
1,200万画素
インカメラ:
1,200万画素
デュアルカメラ(望遠f/1.8・広角f/2.4)
メインカメラ:
1,200万画素
インカメラ:
1,200万画素
デュアルカメラ(望遠f/1.8・広角f/2.4)
メインカメラ:
1,200万画素
インカメラ:
1,200万画素
メインカメラ:
1,200万画素
インカメラ:
700万画素
デュアルカメラ(望遠f/1.8・広角f/2.4)
メインカメラ:
1,200万画素
インカメラ:
1,200万画素
トリプルカメラ(望遠f/2.0・広角f/1.8・超広角f/2.4)
メインカメラ:
1,200万画素
インカメラ:
1,200万画素
トリプルカメラ(望遠f/2.0・広角f/1.8・超広角f/2.4)
メインカメラ:
1,200万画素
インカメラ:
1,200万画素
メインカメラ:
1,200万画素
インカメラ:
700万画素
デュアルカメラ(広角ƒ/1.6・超広角ƒ/2.4)
メインカメラ:
1,200万画素
インカメラ:
1,200万画素
トリプルカメラ(望遠f/2.0・広角f/1.6・超広角f/2.4)
メインカメラ:
1,200万画素
インカメラ:
1,200万画素
トリプルカメラ(望遠f/2.0・広角f/1.6・超広角f/2.4)
メインカメラ:
1,200万画素
インカメラ:
1,200万画素
デュアルカメラ(広角ƒ/1.6・超広角ƒ/2.4)
メインカメラ:
1,200万画素
インカメラ:
1,200万画素
デュアルカメラ(広角ƒ/1.6・超広角ƒ/2.4)
メインカメラ:
1,200万画素
インカメラ:
1,200万画素
デュアルカメラ(広角ƒ/1.6・超広角ƒ/2.4)
メインカメラ:
1,200万画素
インカメラ:
1,200万画素
トリプルカメラ(望遠f/2.8・広角f/1.5・超広角f/1.8)
メインカメラ:
1,200万画素
インカメラ:
1,200万画素
トリプルカメラ(望遠f/2.8・広角f/1.5・超広角f/1.8)
メインカメラ:
1,200万画素
インカメラ:
1,200万画素
メインカメラ:
1,200万画素
インカメラ:
700万画素
デュアルカメラ(広角ƒ/1.6・超広角ƒ/2.4)
メインカメラ:
1,200万画素
インカメラ:
1,200万画素
トリプルカメラ(望遠f/2.8・広角f/1.78・超広角f/2.2)
メインカメラ:
4,800万画素
インカメラ:
1,200万画素
トリプルカメラ(望遠f/2.8・広角f/1.78・超広角f/2.2)
メインカメラ:
4,800万画素
インカメラ:
1,200万画素
デュアルカメラ(広角ƒ/1.5・超広角ƒ/2.4)
メインカメラ:
1,200万画素
インカメラ:
1,200万画素
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2.2023年9月発売!iPhone 15シリーズのスペックと特徴

2023年といえば、「iPhone 15」が注目を集めています。「iPhone 15」には、2022年にProシリーズに導入されていた「A16 Bionic」と呼ばれるチップが用いられているのが特徴です。また、画面サイズが6.1型で、カメラが2つある「iPhone 15」と、画面サイズが6.7型となる「iPhone 15 Plus」があります。


加えて、6.1型でカメラが3つ付いており、チップは「A17 Pro」を採用した「iPhone 15 Pro」、さらには6.7型で光学5倍ズームを備えたカメラが使える「iPhone 15 Pro Max」の全4種類の展開です。


2022年までは、比較的鮮やかな色が採用されており、iPhone背面のガラス部分にも光沢感がありました。その一方で、2023年に発売されたiPhone 15と15 Plusでは、色合いもマットで落ち着いた印象であり、背面の光沢感も見られません。iPhone 15 Plusでは、iPhoneのカラーはパステル調の淡い青のブルーであり、以前まで発売されていたiPhoneとはかなり異なった印象です。

ポイント①Dynamic Islandを採用したディスプレイ

「iPhone 15」の1つ目のポイントは、Dynamic Islandを採用したディスプレイです。Dynamic Islandは、iPhone 14 ProやMaxの時点で導入された機能であり、画面の上部分にでてくるステータスバーのようなものが該当します。この機能は、iPhone 15では標準機能で備えられています。


Dynamic Islandでは、自分が聞いている曲を表示したり、Apple Payを利用した購入履歴を確認できたりと、現在自分が何をしているのかのステータスを確認できます。


また、電話を発信した際に通話している相手の名前や時間もDynamic Islandでチェック可能です。

ポイント②コネクタがUSB Type-Cに

2つ目のポイントは、コネクタがUSB Type-Cになったことです。iPhone 15からは、これまで利用されていたLightningコネクタが無くなり、USBのType-Cに変わりました。コネクタの変更は11年ぶりとなります。ただし、iPhone 15に変更することで、Lightningコネクタを使用する周辺機器がすべて使用不可になってしまう点には注意が必要でしょう。

ポイント③カメラ性能が既存モデルと比べてアップ

3つ目のポイントは、カメラ性能が既存モデルと比べてアップしたことです。iPhone 15のカメラは、4,800万画素に上がり、15 Proでも仕様が継続されています。Pro Maxでは、望遠が5倍にもなる新望遠カメラが利用可能で、光学は、5倍または10倍にもなる点が魅力です。さらに、Proモデルには、よりリアルに近いダイナミックレンジが撮影できるHDR 5も搭載されています。


また、潜望鏡に似た構造のペリスコープ型ズームレンズが導入されている点も魅力のポイントです。iPhoneを提供しているAppleは、光学5倍ズームでの写真撮影をできるようにしたことにより、遠くにある被写体も高い画質で撮影が可能と魅力を伝えています。

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3.iPhoneの歴史!初代の発売は2007年(※日本未発売)

初代のiPhoneが発売されたのは、2007年6月29日です。ただし、日本においては、初代モデルは販売されていません。


iPhoneは、タッチインターフェースを採用した操作性の高さから人気を集め、多くのファンから注目を集める反面、iPhoneに対して商業的な成功はあり得ないといったマイナスのイメージを持った声も当時はあったそうです。


当時は、Windows CE、Palm、Blackberryといったスマートフォン端末が販売されており、コピー&ペースト機能が当然のように利用されていましたが、初代のiPhoneではコピー&ペースト機能は使えませんでした。

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4.歴代機種紹介①2000年代発売の主要モデル

2000年代に発売されたiPhoneのモデルのうち、主要モデルともいえるのがiPhone 3GとiPhone 3Gsです。3Gは、日本にはじめて導入されたiPhoneであり、発売当時ははじめてのiPhoneに興味を惹かれていた方は多いかと思います。


ここから、2000年代に発売された主要モデルともいえるiPhone 3GとiPhone 3Gsの特徴や歴史について解説します。

iPhone 3G

iPhone 3Gは、2008年の6月9日に海外で発売されることが発表され、日本で販売されることになったのは2008年7月11日です。現在では、auやdocomoなど、多くの携帯会社でiPhoneが販売されており、好きなキャリアを利用してiPhoneが購入できますが、発売されたばかりの日本において、iPhoneを売っていたのはソフトバンクのみでした。


iPhoneは、日本が持つ携帯電話の印象と大きく異なっていた存在だったため、普及しない可能性も十分に考えられましたが、発売された当日はiPhone 3Gを求めた日本人が店舗に殺到し大行列となったようです。iPhone 3Gでは、これまでのスマートフォンでは不可能であった、GPSを活用して利用者の位置情報を把握することが可能となっただけでなく、アプリを利用できるなど新たなサービスを確立させました。今では当然のようにドローンなどさまざまな機器で導入されているGPS機能ですが、発売当時の2008年にGPSが利用できる機器は、これまでの常識を変えるような画期的なサービスだったのです。

iPhone 3Gs

iPhone 3Gsは、海外では2009年6月9日に発売が決まり、その後日本では2009年6月26日に発売されました。iPhone 3Gsは、現在では当然のように利用されている動画機能が利用できるようになったことが最大の特徴です。また、データを処理する速度に関しても、1年前に販売が開始されたiPhone 3Gと比較し、倍近い速さになるなど大きく性能が向上しました。


iPhoneでのデータストレージに関しても、最大32GBに増加しました。現在では64GBや128GB、またはそれ以上の容量の端末も多く存在するため、あまり32GBの凄さがわかりにくいかも知れませんが、当時では非常に大きな進化だったのです。


また、iPhone 3Gsからはデジタルコンパスという機能も新たに追加されています。動画機能においては300万画素であり、現代で販売されているiPhoneやスマートフォン機種と比較しても圧倒的に機能性は低下しますが、発売された当時においては、そもそもビデオカメラ以外の方法で動画が撮れること自体、新たな技術として注目されるものでした。


上記で解説した処理速度が大きく向上したことや動画機能の利用可能になったことで、前世代のiPhone 3Gと大きく差別化できたのです。

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歴代機種紹介②2010年代前半発売の主要モデル

iPhoneの2010年代に発売されたモデルのうち、主要モデルともいえるのがiPhone 4sとiPhone 6・6 Plusです。iPhone 4sは、上記で解説した3Gsの最大の特徴ともいえる動画機能のレベルがさらに上がり、追加で新たにSiriサービスが導入されて話題となりました。


iPhone 6・6 Plusでは、ディスプレイサイズや容量が圧倒的に大きくなった点が特徴です。


ここから、2010年代に発売された主要モデルともいえるiPhone 4sとiPhone 6・6 Plusの特徴や歴史について解説します。

iPhone 4s

iPhone 4sは、2011年10月5日に海外で発売が開始され、日本で発売が開始されたのは2011年10月14日でした。Apple A5にCPUが変わったことで、グラフィック性能が前世代と比較し7倍にもなった点が特徴です。3Gsではじめて搭載された動画性能も圧倒的に進化し、FullHD1080p-30fpsで800万画素の性能になったことで、これまでに販売されていたスマートフォンからは想像もできない画素数の端末となりました。


また、利用者の音声を使って検索などができる自然言語処理システムのSiriや、Appleが提供しているクラウドサービスのiCloudも、iPhone 4sの機種から利用が開始された機能です。このような新たな機能の追加だけでなく、iPhone 4sはスティーブ・ジョブズが自ら手掛けた最後の新機種になったこともあり、日本に限らず世界中で購入する人が多くいました。メモリとストレージが64GBになり、より多くのデータが管理できるようになったのも、iPhone 4sの特徴です。

iPhone 6・6 Plus

iPhone 6・6 Plusは、Apple A8と呼ばれるチップが搭載されたことにより、これまでのiPhoneよりもさらに処理速度が上がっています。


また、iPhone 6では、ディスプレイサイズが4.7インチ、6 Plusにおいては5.5インチと、どちらもこれまでに販売されていたiPhoneと比較し画面が圧倒的に大きくなった点が特徴です。


ストレージ容量も128GBまで増加したため、容量が大きいデータや、より多くのデータを保存したいという人からとくに注目を集めました。また、6 Plusにおいては、これまでに販売されたiPhoneと比べ、圧倒的にバッテリーの持ちがよかった点も魅力です。


このように、非常に大きく機能が進化したiPhone6 Plusですが、機能が大幅に進化した一方で、5.5インチとディスプレイサイズが非常に大きいので、片手で操作しにくい、持っているだけで手がしんどいといったマイナスの意見もありました。しかし、大きなディスプレイサイズになったことで、画像の解像度レベルは大きくアップしたのも事実です。


iPhone 6に関しては、HD・フルHDのどちらでもない、750×1334ピクセルの解像度が導入され、画素密度に関しては、前機種であるiPhone 5sなどと同程度の326ppiです。6 Plusの場合は、1080×1920ピクセルで401ppiと、これまでに販売されたiPhoneの中で一番高い解像度を誇っています。


Appleが提供する先進的な光配向プロセスで、iPhone 6・6 Plusにおけるディスプレイのコントラストが高くなり、写真や文字が鮮明に表示できるだけでなく、デュアルドメインピクセルの活用により視野角もレベルアップしています。

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歴代機種紹介③2010年代後半発売の主要モデル

iPhoneの2010年代後半に発売されたモデルのうち、主要モデルといえるのがiPhone SE とiPhone Xです。iPhone SEは、小型の端末なのに不便のない動作速度を実現した、使いやすい機種として人気を集めたモデルです。iPhone Xでは、カラーバリエーションの変化、防塵性能と耐水性能といった機能の追加などが特徴の1つであり、Appleにおいても1つの節目となるモデルでした。


ここからは、2010年代後半に発売された主要モデルともいえるiPhone SEとiPhone Xの特徴や歴史について解説します。

iPhone SE

はじめて発表された第1世代のiPhone SEでは、ディスプレイサイズが4インチサイズと小型であり、2021年9月から配信が開始されたiOS 15においても、アップデートすれば利用可能な現役機種です。SoCはA9のため、性能が圧倒的によいというわけではありませんが、普通に使用するだけであれば不便なく使うことができる動作速度です。


そのほかにも、リアカメラも800万画素だったのが1,200万画素まで向上し、4K30Pでの動画撮影も可能となりました。通信規格においてもWi-Fi 4だったのがWi-Fi 5に性能が向上するなど、利便性が大きく向上したのも特徴です。


ただ、利用するにあたってストレスのない快適な速度というわけではなく、初期の2016年頃に端末を購入した方であれば、バッテリーの持ちが悪いといった問題もありました。

iPhone X

iPhone Xは、2017年11月3日から発売が開始されたモデルであり、同じ年の9月22日から発売が開始されたiPhone 8は、iPhoneの10年間の集大成とされていましたが、iPhone Xに関しては今後10年を見据えたモデルとされています。iPhone Xでは、これまでに発売されていたiPhoneの色の種類と大きく変わり、豊富にあった色はシルバーとスペースグレーの2色展開です。


iPhone Xでは、同年に発売されたiPhone 8に取り入れられているワイヤレス充電機能「Qi」を使用可能にするために、ガラス素材を背面に使っており、防塵性能と耐水性能が備えられています。


初代のモデルからiPhone 8モデルまでのデザインは、画面上下に縁が付いている仕様でしたが、iPhone Xのデザインでは新たに「狭額縁」といわれる、これまでのiPhoneに比べると極めて薄い縁が使われています。そのため、画面の縦横の割合も大幅に変化し、iPhone本体の大きさに対して、画面部分の割合が大きく増加しているのが特徴です。

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歴代機種紹介④2020年代発売の主要モデル

iPhoneの2020年代に発売されたモデルのうち、主要モデルといえるのがiPhone 13・13 mini・13 Pro・13 Pro MaxとiPhone SE(第3世代)・iPhone 14・14 Plus・14 Pro・14 Pro Maxです。


ここからは、2020年代に発売された主要モデルの特徴や歴史について解説します。

iPhone 13・13 mini・13 Pro・13 Pro Max

iPhone 13シリーズは、2021年9月に発売が開始され、13・13 mini・13 Pro・13 Pro Max の4機種が販売されました。4機種ある中でも、価格面と機能面でバランスが優れているiPhone 13は、非常に多くの方からエントリーモデルとして人気を得ています。iPhone 13では、広角カメラと超広角カメラを導入しているだけでなく、解像度が高い6.1インチのディスプレイや高速処理が可能なA15 Bionicチップが採用されているなど、さまざまな機能が搭載されています。


また、iPhone 13はA15 Bionicチップが採用されていることで、GPUとCPUの両方で処理速度の高速化が可能となりました。iPhoneで実施するさまざまなタスク処理は当然ですが、処理を効率的に行うことが可能になったため、バッテリー持続時間も大きく増加しています。iPhone 13では、新機能が追加されるだけでなく、前モデルのiPhone 12で向上した部分を残しつつ、より細かい部分の性能がレベルアップされているのです。

iPhone SE(第3世代)

2022年3月18日に発売が開始されたiPhone SE(第3世代)は、小型で持ち運びもしやすいことに加え、高い性能でコストパフォーマンスもよい端末と人気の高いモデルです。


iPhone SE(第3世代)が、コスパがよいといわれる理由は、比較的に購入しやすい価格でありながら、iPhone 13モデルと変わらない最新のA15 Bionicチップが導入されており、最新の移動通信システムといわれている5Gも利用可能だからです。そのため、非常に快適な操作が可能であり、カメラの性能も高く、大きな容量のデータを処理する場合であっても、非常に早い速度で通信できるモデルといえるでしょう。今後5Gが普及していく世の中を考えた上でも、今後も長い期間使用可能となるモデルといえます。

iPhone 14・14 Plus・14 Pro・14 Pro Max

iPhone 14シリーズは、2022年9月8日に発売が開始されたモデルです。これまでに販売されていたminiの代わりに、新しくPlusと呼ばれるモデルも登場しました。iPhone 14シリーズは、全部で4種類のモデルです。


前年発売が開始されたiPhone 13シリーズと比較し、14 Pro・Pro Maxでは、過去に採用されていた画面上部の窪みであるノッチをなくした、Dynamic Islandという新ディスプレイが採用されていることが特徴です。使用しているアプリに関する情報や通知についてが内側のカメラ部分に表示され、豊富な情報が画面の上部分にでるように変更されています。


また、ディスプレイが常時点灯できるようになり、Apple Watchと同様に常に画面を点灯させておくことが可能になりました。


変更点はそれだけでなく、カメラの画素数は前モデルの13シリーズと比較し4倍にもなる48MPであり、ProRAW撮影も可能なため、高い解像度での写真も撮ることが可能です。ディスプレイサイズも6.7インチであり、バッテリー持続時間もビデオ再生が最大26時間できるレベルまで向上しています。

まとめ:法人携帯にiPhoneをご検討ならテレニシまでご相談を

iPhoneは、2008年7月11日に日本ではじめて発売が開始され、年々性能が向上し続けています。処理速度が高速化したり、データ容量が増加したりと、業務を効率化する上で大きく貢献してくれるでしょう。


そんなiPhoneを法人携帯として導入を検討している方は、ソフトバンク100%子会社であるテレニシに相談するのがおすすめです。テレニシに相談することで、お客様の導入のご希望や用途に合わせた最適な法人携帯プランを提案できるため、法人携帯でiPhoneの利用を検討している方は、一度テレニシに相談してみましょう。

【参考】
"iPhoneのモデルを比較する"|Apple Inc
https://www.apple.com/jp/iphone/compare/?modelList=iphone-15-pro,iphone-15,iphone-14-pro-max(参照2023-10-17)
"iPhone 15 Pro"|Apple Inc
https://www.apple.com/jp/iphone-15-pro/specs/(参照2023-10-17)
"iPhone 15"|Apple Inc
https://www.apple.com/jp/iphone-15/(参照2023-10-17)

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