1.法人契約の乗り換え(MNP)とは?
現在契約中の携帯電話番号はそのままで、他社の携帯電話会社からソフトバンクの法人スマホやガラケーに乗り換え(MNP)ができます。MNPとはMobile Number Portabilityの略で、電話番号はそのままで、乗り換え先の携帯電話会社のサービスを利用できる制度(携帯電話番号ポータビリティ)です。
乗り換え元の携帯電話会社から出ていくことは「転出」、乗り換え先の携帯電話会社に入ることは「転入」と呼ばれています。次に携帯電話番号ポータビリティ制度についてよくある質問を見ていきましょう。
異なる契約者名義で乗り換え(MNP)は可能?
MNPは原則、乗り換え元の携帯電話会社の契約名義のまま乗り換え先の携帯電話会社へ加入する制度です。元の携帯電話会社で契約していた名義と、乗り換え先の携帯電話会社における契約者名義を同じにする必要があります。
つまり法人携帯の乗り換え(MNP)では、転入先において異なる法人名義を利用した新規契約はできないというわけです。
MNP予約番号とは?
乗り換え先の携帯電話会社で新規契約手続きをする際、同時に乗り換え元の携帯電話会社におけるMNP転出および解約手続きが行なわれます。このMNP転出の手続きの際に必要とされるのが、「MNP予約番号」です。MNP予約番号は、各キャリアのMNP予約受付窓口の受付時間内に電話すれば取得できます。
ただし注意点があり、それはMNP予約番号には「予約日を含めて15日間」の有効期限が設けられていることです。MNP予約番号の有効期限が過ぎると、予約は失効するので乗り換え(MNP)手続きの際には注意が必要です。
乗り換え(MNP)に費用はかかる?
ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなど各キャリアは、携帯電話番号ポータビリティ(MNP)転出手数料を「無料」「0円」としています。楽天モバイルでは楽天モバイル(楽天回線)と楽天モバイル(ドコモ回線・au回線)ともにMNP転出手数料は無料です。
ただし契約解除料の発生の可能性や金額は、契約内容・料金プランによって異なるので注意してください。
乗り換え(MNP)でできないこと
乗り換え(MNP)では、以下のような携帯電話番号以外の情報は引き継ぎできません。
- メールアドレス
- オプションサービス
- FeliCa残高
- シンプルスタイルの残高・ご利用可能期間
- コンテンツ契約
- S!アプリなど
ただしワイモバイル(PHS)で使用していたメールアドレスの場合には、ソフトバンクに乗り換え(MNP)後もそのまま利用できます。