1.モバイルデバイスの活用に欠かせないオプションサービスをご紹介
業務でモバイルデバイスを活用していく上で欠かせない、便利なオプションサービスはいくつもあります。
通話に関するものやセキュリティに関するもの、メールの配信や位置情報の特定など、さまざまなジャンルのオプションがありますが、その中でも、特にビジネス利用をしていく上で便利な機能を5つ取り上げてご紹介します。
(1)安否確認
安否確認とは、災害時に法人スマホを貸与している従業員に対し、災害用伝言板への登録依頼を行い、その結果を一括で確認できるサービスです。
法人スマホの管理者は、法人コンシェルサイトを通じて安否情報の依頼をかけて報告をもらうことができます。
災害時には、一人一人の従業員の安否を確認しようとしても音声通信がつながりにくく、なかなか連絡が取れない場合もあります。こうした緊急時でも、パケット通信を使った災害用伝言板であれば、効率よくかんたんに報告の依頼と集計ができます。
(2)一斉メッセージ配信
一斉メッセージ配信とは、管理者が法人コンシェルサイトから、メッセージを一度に5,000台までの携帯電話宛に配信のできるサービスです。
配信可能なメッセージのタイプはSMS、S!メール、Eメールとなっており、Eメールの場合は添付ファイルも含めて最大100KBまでのメッセージの配信が可能です。
従業員に一斉に通達メッセージを送ることが可能なだけでなく、「位置ナビ一斉検索」のオプションと併用することも可能です。GPSを取得した位置ナビの画面を見て従業員の位置を確認し、特定地域にいる社員にだけ一斉メッセージを送って次の現場下の移動を促す、などの活用方法をとることも可能です。
(3)共有電話帳
共有電話帳は、複数の携帯電話の電話帳リストを一括でサーバーに登録し、社員間で電話帳を共有できるサービスです。
社員の個別の電話帳だけでなく、社内で共有したい電話番号などを登録した共通の電話帳を、区別して持つことができるようになります。部署ごとに使用する電話帳を設定することも可能で、社内の異動にあわせて電話帳の中の取引先情報を別部署のものに適用するなどの使い方が可能です。
取引先が増えたり、電話番号が変わったりした場合にも、追加や上書き、変更、削除などのメンテナンスが手軽にできます。
(4)安心遠隔ロック
安心遠隔ロックは、携帯電話を紛失してしまったり、盗難に遭ってしまった場合に、会社のパソコンから遠隔で携帯電話をロックしたり、データ消去を行ったりできるセキュリティサービスです。
紛失した携帯電話が見つかるまでロックをかけ、拾われて不正に使われたりすることを防ぐことが可能になります。また、盗難にあってしまった携帯電話に重要なデータが入っていた場合など、電話帳や、メールや着発信履歴といったデータを遠隔で消去することができるだけでなく、出荷時の状態にまでリセットすることも可能です。
(5)一定額ストップサービス
一定額ストップサービスは、携帯電話のご利用料金が一定の額を超えたときに、音声通話やメールサービス、パケット通信などの発信を停止するサービスです。
管理者が5,000円〜10万円の間で1,000円単位の利用額の上限を設定することができます。一定額を超過すると該当の端末にお知らせメールが届き、音声発信やパケット通信などを停止してくれます。
利用料上限を設けることで、通話料がかかりすぎてしまうなどの予期せぬコストの増加を防ぐことが可能です。