1.IT重説とは何か
IT重説とは、「IT重要事項説明」を略したもので、タブレットやスマホといったIT端末を活用した重要事項説明のことです。
以前は宅地建物取引業者が不動産売買や賃貸契約を締結する際に、対面での説明や書面の公布を通じて重要事項説明を行なっていましたが、こうした業務のDX化としてIT重説が着目されています。
IT重説は、2013年の「世界最先端IT国家創造宣言」を発端として、2015年から国土交通省による社会実験が行われました。
実際の取り組みが本格化したのは2017年10月以降で、ITを用いた賃貸取引重要事項説明が全国各地に広まっています。
2019年から2020年にかけては、売買取引に関する社会実験も行われました。