バス・タクシー事業でIT点呼が実施可能となった背景
これまで貨物(トラック)運送事業でしか認められていなかったIT点呼の実施が、旅客(バス・タクシー)運送事業でも認められた要因は、国土交通省の報道発表資料にある通り、ICTの活用による運行管理業務の効率化や、ドライバー・運行管理者の働き方改革を促進するためと予想されます。
この根底にあるのは、運行管理者の残業や休日出勤などの労働時間に関する課題に対し、IT点呼を導入することで労働負荷が軽減され、運送事業の働き方改革実現に大きく寄与すると考えられているからです。
最近では医療業界での遠隔診療の試験運用等が行われている様に、映像技術や通信技術といったICTはどんどん進展してきています。それにより遠隔地での点呼においても、対面で行う点呼と遜色のない点呼が実施出来る様になってきた事や、昨今の人手不足の労働市況から影響される運行管理者の確保の困難さなどといった点も、IT点呼の実施適用範囲の拡大に大きく影響しているのではないかと予測されます。
