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遠隔点呼被実施側拠点で日祝を休業日にすることで、
業務をより充実させることに成功。
フジトランスポート様は、郵便輸送事業や航空会社・大手路線会社の長距離輸送をメインとした運輸会社です。
フジグループ全体で全国116箇所に事業所を展開されており、そのうち79拠点においてIT点呼・遠隔点呼・共同点呼を実施されていらっしゃいます。
今回はそんなフジトランスポート様に、遠隔点呼の導入経緯についてお話を伺いました。
目的
課題
効果
長距離輸送が中心の当社では、運行管理者による点呼業務の時間帯が様々であり、それは曜日や時間帯を問わず、輸送の安全や乗務員の安全の為に行わなければならない業務でした。また乗務員の健康状態は特に顔色などの確認、アルコールの有無の確認ではアルコール検知器を使用し酒気帯びが無いことを確認するなど、法令に定められた確認項目を含めて必須業務でした。
しかし当社の支店のうち、ほとんどの支店が乗務員の運行管理の為の点呼業務を行う運行管理者自体が不規則な勤務となっており、その運行管理者の労務管理にも苦慮していました。更にはその不規則な勤務形態により運行管理者が超過勤務や勤務シフトが組めないなどの理由で、支店を無人にせざるをえない場合があり点呼業務が滞る時もありました。
中には24時間365日体制の支店もあった為、IT点呼キーパーの導入でこの課題に取り組むことにしたのがきっかけです。
IT点呼キーパーは、他社製品と比較して操作しやすく管理ができ、導入コストが抑えられると感じたため、導入に至りました。
遠隔点呼の場合、フジグループ内でのIT点呼が可能になります。
また、拠点立上げから3年未満の営業所はGマークを取得できないのでIT点呼ができないのですが、遠隔点呼の場合はGマークがなくてもIT点呼が可能です。
そして、IT点呼の実施は1営業日のうち連続する16時間以内という制限があるのですが、遠隔点呼に切り替えればその制限がなくなります。
これらのメリットがある遠隔点呼を導入することで、運行管理者の労務改善に繋がると期待して、遠隔点呼を導入しました。
遠隔点呼被実施側拠点で日祝を休業日にすることで業務を充実させたい。
そのために、グループ間のIT点呼が可能にして1事業所からの点呼が可能な環境を構築しようと考えました。
遠隔点呼の適合要件(施設・環境要件)は10項目あり、各拠点への落とし込み・拠点間の取りまとめに苦労しました。
また、開始当初は運輸支局毎に申請書類が異なっていたため大変でした。
ただ、すでに弊社では中継輸送(乗務員乗換え)を実施していたので、乗務員の管理データのクラウド管理を実施していました。
そのため、スムーズに遠隔点呼が実施できました。
現在、79拠点で遠隔点呼を実施しています。
仙台・成田・野田・焼津・名古屋・三重・奈良・大阪・高松・広島・福岡・熊本を24時間拠点とし、各エリアのグループ間を含む点呼実施拠点としています。
コロナウイルスの蔓延もあり、運行前の体温測定を「努力義務として実施」と定められていたのが、点呼要件に加わったことで「義務」となり、運行前点呼の充実につながりました。
また、運行管理者の勤務シフトでコアな時間帯に人員を増員させることができ、業務をより充実させることができました。
当社の強みを生かした長距離輸送における中継輸送の拡大により、乗務員の拘束時間を削減して安全最優先の企業を目指します。
社名 | フジトランスポート株式会社 |
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事業内容 | 長距離幹線輸送 |
設立 | 1978年(昭和53年)4月25日 |
従業員数 | 2,952人(2023年4月24日現在・グループ全体) |
導入拠点数 | 79拠点 |
URL | http://www.fujitransport.com/ |
遠隔点呼の概要・実施要件・
導入メリット・活用方法について
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