遠隔点呼申請結果をもとに、
傾向から実態調査〜対策ポイントについて解説します。

2022年10月19日
テレニシ株式会社

今回は、第2回運行管理高度化検討会において、遠隔点呼申請が受理されたテレニシのお客様に関する傾向や、それ以外を含む実態調査結果、更に申請時に感じた大変だったことや気をつけるべきポイントを解説いたします。

今回、遠隔点呼申請の承認がされたテレニシの企業様の傾向グラフ

遠隔点呼申請の承認がされたテレニシの企業様の傾向
どこのエリアが多いのか、企業規模は
どのくらいなのかなどを公開します!
遠隔点呼申請の承認がされたテレニシの企業様の傾向
  • エリア(本社)

    エリア(本社)
  • 都道府県(本社)

    都道府県(本社)
  • 都道府県(その他営業所)

    都道府県(その他営業所)
  • 従業員規模

    従業員規模
  • 保有台数

    保有台数
  • 区分

    区分
  • 事業所数(本社除く)

    事業所数(本社除く)

業界の遠隔点呼の実態はどうなっているの?

次に、すでに遠隔点呼の運用を始めている企業様の実態はどのようになっているのでしょうか。
国土交通省の資料に実態調査がまとめられていました。
【調査項目】
  1. (乗務前・後)営業所ごとの月別遠隔点呼実施回数
  2. 総点呼における遠隔点呼の割合
  3. 時間帯別点呼実施回数
  4. 運行管理者一人当たりの日当たり遠隔点呼平均回数
  5. 運行管理者の負担に関するヒアリング
  6. 機器トラブルの有無と具体的内容
  7. 施設環境要件、運用上の遵守事項に関する困りごと有無と具体的内容
  8. 遠隔点呼に対する要望、声

遠隔点呼の被実施場所拡大の実証実験

今回の検討会では、IT点呼キーパーで遠隔点呼の実施場所拡大における実証実験も行われています。
提案内容と表示・保存される主な情報、評価方法などの詳細は下記の通りです。
営業所・車庫以外でのニーズが高まってきており、対象範囲を広げてほしいという要望が多かったようです。
遠隔点呼の被実施場所拡大の実証実験

申請時に大変だったこと&気をつけるべきポイント

チェック 施設・環境要件や運用上の遵守事項の準備期間を余裕を持って確保する
チェック あらゆるケースを想定して準備する

①施設・環境要件や運用上の遵守事項の準備期間を余裕を持って確保する

遠隔点呼申請が受理されるためには、機器・システム要件以外にも、施設・環境要件や運用上の遵守事項をクリアする必要があります。
機器・システム要件に関しては弊社営業担当がサポートさせていただき、解決へのお手伝いができますが、その他の2つに関してはお客さま自身でご準備いただく必要があります。運輸支局と直接やりとりしていただくこともあり、思った以上に準備に時間がかかったという企業様が多くいらっしゃいました。
日々の業務とあわせて申請の準備を進めることになるため、余裕を持って準備を始める必要がありそうですね。
①施設・環境要件や運用上の遵守事項の準備期間を余裕を持って確保する
日々の業務とあわせて申請の準備を進めることになるため、余裕を持って準備を始める必要がありそうですね。

②あらゆるケースを想定して準備する

今回発生したケースでは、施設・環境要件における「カメラ(画素数:200万画素以上推奨)」という要件に対し、実際の申請時には必須であると言われたということが起きました。このような場合、①の通りお客さまと運輸支局で直接やりとりをしていただかなければならならず、また余分な準備期間が生まれてしまいました。
遠隔点呼は開始されたばかりで、要件に対する支局の考え方や捉え方にも、まだまだ課題がありそうです。
②あらゆるケースを想定して準備する

最後に

まだ始まったばかりの遠隔点呼。この記事をご覧になった方は「遠隔点呼って大変そう」「どのくらい前から準備を始めたら良いの?」など、不安や疑問に思われた方もいらっしゃると思います。
弊社IT点呼キーパーは遠隔点呼の機器・システム要件に対応しており、遠隔点呼の受理に向けてお客様を全力でサポートいたします!
ご不明点やご質問など、まずはお気軽にお問い合わせください。
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